現代人は考えすぎ??映画から学ぶ日本人の心
こんにちは!
あつトレです。
今日はダイエットではなく、本でもなく映画の話。
最近忙しくて観る本数が少なくなっていますが、映画って人生を豊かにしてくれるので好きです。
今日は、つい昨日たまたま観て心に響いた映画の紹介です。
「日々是好日」~樹木希林さんがみたくて~
紹介したい映画は「日々是好日」。
2018年の映画で、主演は黒木華さん。
大学生が近所の茶道の先生にお茶を習いに行く。それだけの話。
ちなみに樹木希林さんはお茶の先生役です。
話は主人子の日常を淡々と描きます。
特別なことが起こることはない。
しかし、いつも片隅には茶道があります。
映画を通して「日本文化」の良さを感じることが出来ます。
この映画を通して私が感銘を受け、ぜひとも共有したいと思ったのは次の言葉。
「カタチが先、中身はあとからついてくる」
この言葉は先生が主人公に作法を教えているときに出てきます。
主人公はやや頭でっかちな性格。
茶道に対しても「なんでこんな面倒な作法があるの」
とはじめは困惑していました。
でも先生が優しく諭します。
「確かに面倒ね。でも現代の人は考えすぎ。まず頭で考えずカタチをつくる。中身はあとからはいってくるの」
なんか。うまく言い表せませんが、この一言が心に響きました。
なんでなんでしょう。
そういえば私はここ最近ずっとせかせか生活をして、何事も「効率」を考えて生きているように思います。
それは決して悪いことではないと思うんです。
でもどこかゆとりがないというか、物質に満たされても、心が満たされていないように思います。
なにかその答えの一端をおしえてくれたように思うんですね。
今、頭で理解できることが全てではない
最初は作法のなぞるのが精いっぱいで茶道の魅力が分からない主人公。
しかし何度も繰り返すうちに、頭で考えずに自然に流れるような所作ができるようになります。
この時、とっさに「すがすがしさ」を感じ、茶道の魅力に気づきます。
そして同時に頭の中に昔のある記憶が浮かびます。
それは幼いころに父に連れられて観た映画。
それは「道」というフェリー二というイタリア人監督の映画。
その当時は「何が面白いかわからなかった」主人公でした。
しかし、帰ってからまた「道」をみると涙がでるほどに感動した主人公。
「「道」に感動できる人生で良かった」とぽつりつぶやきます。
今すぐに理解できるものはもちろんいいですよね。
ただそれってただそれだけ。
でも今理解できなくて、時間が経っていろいろ経験をすることで理解できることもある。
そういう場合かつての自分にはまだ早すぎたけど、やっと理解できるまでに人として成長した証だと思うんですね。
みなさんにもそういった経験があるかと思いますが、こういう経験を改めて見つめ直すと、人生に豊かさを感じられるんだなーと思いました。
効率を求め、理解できることだけを追い求めてはいないか
私への自戒です。
私は人生で「人格を磨きたい」というのが最大の目標です。
それに対して「今の私のレベルで理解できることしか知ろうとしないというのはよろしくない」ですね。
私はせっかちでもあるので「なんでこんなことするの?意味あるの?」って思ってしまうことが良くあります。
それが必ずしも悪いわけではないと思いますが、この映画の茶道のように腰を据え、まずはカタチをつくる。個性を出すのはその後っていうものを人生に取り入れることって人生をとても豊かにしてくれそうですよね。
そう考えると昔の日本人って本当に素晴らしいですよね。
今日本って世界での存在感が低下しており、なかなか明るいビジョンは見えにくいと思うんです。
でもこういった文化。
「自然と調和し」
「長い視点で人生を学び」
「効率のみで世界をとらえない」
ような素晴らしい文化こそ今後の日本のプレゼンスを高める軸になるように思います。
最後まとまりませんでしたが、、
今日はこの辺で。
いつもありがとうございます。押忍!